職場でのセクハラ
セクハラは労働問題、社会問題であるという認識が定着しつつあるように思いますが、とは言え、まだまだ多くの方がセクハラ問題で悩んでおられます。そこで、どのような行為がセクハラになるのか考えてみたいと思います。
セクハラとは「セクシャル・ハラスメント」の略語で、「相手方の意に反した不快な性的言動」と定義されています。つまり、当事者が意識していなくても、相手が不快と感じるかどうかがポイントなのです。
日本では長い間、男性中心の文化があり、曖昧な返事をする習慣が美徳とされ、このような社会習慣や職場環境がセクハラにつながりやすくなっているのです。職場で、男性社員が自分の机に女性の水着姿のカレンダーを置いていたり、会社の飲み会でお酌をさせたり、「○○チャン」づけで呼んだり、なんてことはありませんか?
昨年末、男性職員が同僚の女性にセクハラ行為をしたとして停職3ヶ月の処分を受けました。男性職員は、約8ヶ月にわたって、勤務時間外に「いつも帰ってから何をしてますか?」「何時に寝ていますか?」などのメールを68通送信し、女性や上司からやめるように言われていたというものです。8ヶ月で68通ということは、月に約8通、内容も親しい間柄であれば普通の日常会話の範囲内、日常ではよく見られるシーンですが、女性が嫌な気持ちだったら、このような行為もやはりセクハラなのです。つまり、セクハラの基本的な判断基準は、前述したように、「相手が不快に思うかどうか」なのであって、回数や内容の問題ではないということです。
また、セクハラには、「個人差」があります。「おはよう!」と挨拶しながら女性の肩をポンとたたく、という光景を見受けることがあります。同じ行為でも、Aさんは「コミュニケーションだ」と言ってくれるけど、Bさんは「セクハラだ!」と感じている、なんてことはよくあります。Bさんは肩をポンとたたかれることで嫌な気持ちになっているわけですから、セクハラと言われても仕方がありません。
知らず知らずのうちに相手に不快な思いをさせてしまっているなんてことはありませんか?相手が嫌がることをしないという心がけが大切なのです。
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