ニート・フリーター増加の要因
05年では64万人に増えている。これらに対して内閣府は「企業が景気低迷で正社員採用を絞ったことがフリーター、ニートの増加した要因のひとつ」と分析している。
先ずフリーターに関しては確かにここ10年ほど前から経費削減など企業の事情により正社員の採用を減らし派遣の採用を増加させるなど採用方法の変化に要因があるといえる。そのアルバイトからその会社の正社員になっている例もあるが、通常の正社員採用に比べその確率は高いとはいえない。彼らの中には、今の仕事とは別に夢を持ち、その実現までのつなぎとして自らアルバイトの道を選んでいる者もいる。
しかし数年アルバイトを続けた後その夢が叶いなお且つそれで生計がたてられている者がどれだけいるかかと言えばその確率はさらに低くなる。中には実現ほぼ不可能な夢のために大切な時間を無駄にしている場合さえある。何ゆえこのようなことが起こるかといえば自分の実力や適正を省みず他人事のように自分の将来についてもただ漠然としてしか捉えることが出来ず、理想と現実社会との乖離に気づくことがないまま時を過ごしてしまうからである。
ではそれはどこから来ているのかと言えば彼らの親世代の人生からくるわが子に対する過度の期待感、マスコミの極端な報道、さまざまに変化著しい社会がある。特に最近ではネットによる社会生活の劇的な変化に大人でさえ戸惑いそれを見ている子供たちも何を大切にしたら良いかさえわかりづらくなってきている。
確かに親世代が育った環境と今とでは社会はかなり変化しており、もし自分が今子供であったならばこの道もあの道も試してみたい、今の子供は恵まれていると感じることは仕方がない。そして親はその可能性を無限に広げ、子供にその可能性をためさせようとする。心情としてはわかるし、そこに発見があるのも事実だ。しかし、これは親が後悔しないためにやっている場合が少なくない。あまり数多くやらせるのは早い時期にそれらに対してすべてやり済みのこととして逆に興味や関心をなくさせてしまうことにもなっている。
これが果たして子供の将来のためになるのか疑問である。むしろ他の子供と仲良くでき、その中で自分も成長させていけるような人間に育つよう、習い事などの場を利用するぐらいに考えて他人とのコミュニケーションの大切さを体得させるほうが将来の可能性を高めることにもなりうるのではないかと思われる。
ニートの問題はまさに親の教育がそのまま悪い形で表面化した問題だ。その多くが親と同居し、大人になってもまだ養っていかなくてはならない悲惨な状況として親の前に突きつけられる。そこで後悔している親も少なくないのだ。このような状態にならないように
本当の意味での将来像をより具体的に基本から見直していくべきだ。
以上
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